たんぽぽコーヒーは、名前に「コーヒー」とあるので勘違いされがちですが、実際はコーヒーとは異なるものです。
材料にはコーヒー豆ではなく、たんぽぽの根っこを使用しています。
また、たんぽぽコーヒーにはカフェインが一切含まれていません。ポリフェノールという有効成分は含まれています。
ですからたんぽぽコーヒーを飲んだからといって、カフェインの作用で眠れないということはありません。
たんぽぽコーヒーは就寝前でも飲める?
たんぽぽコーヒーという名前は、その昔、この飲み物が代替コーヒーとして使われていたことに由来しています。
たんぽぽコーヒーが世界で最初に飲まれたのはポーランドとされています。
その昔、本物のコーヒーがとても貴重で貴族階級の人々しか飲むことのできなかった時代、当時のポーランド国王がこう言いました。
「このコーヒーの味を、国民たちにもぜひ味わってほしい」
こうして考えられたものが、コーヒー豆の代わりにたんぽぽの根を使用したたんぽぽコーヒーです。 その後、たんぽぽコーヒーはヨーロッパ全土に広がり、多くの人々に親しまれるようになりました。
たんぽぽ堂では、たんぽぽの根っこに含まれているカフェイン含有量を計測したデータを公開しています。
たんぽぽの根っこをローストしたものを180mlの熱湯に浸して抽出した液体について調べたところ、全くカフェインが検出されなかったという検証結果です。(つまりはたんぽぽコーヒーそのものを検査したことになります)
これは「高速液体クロマトグラフ法」と呼ばれる試験方法で、抽出したものに含まれる成分を計測する時によく行う方法です。
こうして科学的にもノンカフェインである事が証明されています。
ノンカフェインなので夜寝る前に飲んでももちろん大丈夫ですし、授乳中や妊娠中の方が飲んでも全く問題ありません。
むしろ体を温める効果があるので末端冷え性の女性など、体が冷えやすい人に特に向いているのがたんぽぽコーヒーだといえます。
カフェインだとちょっと子供への影響も懸念されますが、そういった心配がないのも嬉しいですね。
カフェインは一時的に覚醒作用が生まれ、集中力を高めたり、脳を活性化する効果もあるのですが、逆にそれが当たり前になってしまうとカフェイン依存症になってしまうので、摂取量は適度にする必要があります。
コーヒーを飲む習慣がついてしまった人はカフェイン無しのたんぽぽコーヒーへの切り替えをおすすめします。健康のためにも役立つはずです。